浮体式洋上風力の世界に潜入してみましょう

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なぜ浮体式洋上風力なのか

再生可能エネルギーの普及拡大は世界中が直面している課題です。

しかし、沿岸の水深が深すぎるため着床式の洋上風力発電には適さない地域が数多くあります。そこで重要になってくるのが、より深い水深に建設できる浮体式洋上風力発電です。

浮体式洋上風力発電とはいったいどのようなもので、どのような仕組みなのしょうか。このページでは、そのような疑問にお答えします。また、RWEの浮体式洋上風力発電プロジェクトについては、こちらでご覧いただけます。お問合せはこちらからお願いいたします。

浮体式洋上風力発電とは?

浮体式洋上風力発電は、洋上で風を利用してクリーンな再生可能エネルギー電力を作る方法です。現在設置されている着床式の洋上風車と同じような技術を使っています。

従来の着床式洋上風車が海底に固定されているのに対して、浮体式では風車が基礎構造物となる浮体の上に固定されています。基礎構造物は浮力と復元性を確保するためのもので、設置する海域に応じて様々な設計が行われています。

浮体式洋上風力の入門編としてまとめた動画はこちらです!

どうやって浮いているの?

浮体式基礎と風車の重量は何千トンにもなりますが、常に直立し、浮力のある状態でなければいけません。現在採用実績のある浮体式基礎には、概ね5つの「タイプ」があります。

  1. スパー型
  2. 吊り下げウェイト型
  3. バージ型
  4. セミサブ型
  5. TLP(テンションレグ・プラットフォーム)型
風車はどうやって浮いている(倒れない)のでしょうか?答えは動画をご覧ください。

どうやって位置を保っているの?

風車が流されてしまっては困りますので対策が必要です。浮体式風車は、係留索とアンカーから成る「位置保持(係留)システム」によって漂流しないようになっています。

浮体式洋上風車の位置保持に採用されている技術の多くは、海運業界や石油・ガス産業で長い使用実績があるものです。そのため、すでに多くの経験と知見が蓄積されています。とはいえ浮体式風力発電特有の課題も見込まれることから、それらに対応していくことが必要です。

より詳細な内容は動画をご覧ください。

どうやって建設するの?

浮体式洋上風力発電プロジェクトの建設には、多くの計画と作業が必要です。

浮体式基礎は主にスチールやコンクリート製で、通常は大きな港の岸壁で大型の機械やクレーンを使って製造、組み立てを行います。風車の部品は、別の場所で製造したものを港まで輸送するのが一般的です。

建設の主要工程を動画でご覧いただけます。


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