RWE Renewablesは、この度、アジアで最初のオフィスを東京に開設しました。日本法人における日本代表兼社長の加藤伸一を筆頭に、3名の風力エキスパートが、この新しい東京オフィスから、日本におけるRWEの再生可能エネルギービジネスをサポートしてまいります。
「日本の洋上風力産業が、本格的に動き始めることを期待しています。」とは、RWE Renewables Japan合同会社の日本代表兼社長就任した加藤伸一は、さらにこう続けます。「日本政府は、電力供給における洋上風力の役割を拡大しようとしています。明確な法規と公募入札スキームができた今、洋上風力は、化石燃料から再生可能エネルギーへの転換に不可欠な要素です。」
ドイツを本拠地とするRWEグループは、120年以上にもわたり発電に携わってきました。1898年にエッセンで市営電力会社として設立されたRWEは、現在、世界をリードする再生可能エネルギー企業となっています。この長い歴史のなかで、RWEは常に、技術の多様化と地理的拡大によって市場の進化に対応してきました。当社は先ごろ、2040年までにCO2排出量を実質ゼロにするという目標を掲げました。E.ONとの資産交換を経て、RWEの最も新しい子会社であるRWE Renewablesの設置容量は9ギガワット超となり、さらに2.6ギガワットを建設中です。当社の強みは、大規模な洋上ウィンドファームの開発、建設、運用にあり、長年にわたりノウハウを蓄積してまいりました。RWE Renewablesの洋上風力設置容量は合計2.5ギガワットに達し、世界第2位となっています。
今年に入り、RWE Renewables(当時はE.ONグループ傘下のE.ON Climate & Renewablesとして事業展開)は、洋上風力発電におけるその知見と能力を活かし、日本の洋上風力市場に参入すると発表しました。その後、北九州の響灘洋上ウィンドファームプロジェクトを手掛ける九電みらいエナジー株式会社と協力協定を締結しました。当社にとって初めての日本企業との提携です。今後は共同で、主に九州地域における着床式洋上風力発電プロジェクトの開発、建設、運用を手掛けていく所存です。またこの協力関係を、近い将来、日本全国に拡大していくことも視野に入れています。