RWE Supply & Trading Japan

RWE Supply & Tradingが日本の電力市場に参入

夜の東京駅のビュー、背景には近代的な高層ビルと照明された雲があります。

2020年7月8日 東京にて

RWE Supply & Tradingは、この度、アジアにおけるさらなる成長を目指し、日本の電力市場に参入するための子会社を開設しました。新会社であるRWE Supply & Trading Japan株式会社は東京にオフィスを設置し、今秋を目処に業務を開始いたします。

「我々のグローバルな成長戦略はアジア抜きには語れません。」RWE Supply & Trading のトレーディング最高コマーシャル責任者 であるペーター・クレンベルはこのように述べています。「日本の新しい子会社は、既存のアジア拠点を補完すると共に、巨大な電力需要と魅力的な電源構成を持つ日本の電力市場への早期の段階からの参入を可能にします。日本の電力市場自由化はまだ始まったばかりです。しかし、日本政府、取引所や市場参加者といった関係各所の方々の尽力のもと、有望な市場環境が整備されています。我々は、世界をリードするトレーディング・ハウスとして、ヨーロッパや北米で培ってきた経験と知見や手腕を活用しながら、日本の電力市場の取引活性化に貢献していきたいと思います。」

RWE Supply & Tradingのアジアでの事業展開は、2010年にシンガポールにアジア地域統括本部を開設したことに始まります。現在に至るまで、域内3拠点にオフィスを設置し、従業員数も50人を超える規模に達するなど、規模の拡大が進んでいます。日本では、電力を中心にLNG、原油、石炭、バイオ燃料など、様々なコモディティの現物や金融取引のホールセール業務を積極的に取り組む方針です。また、クロス・コモディティ取引も予定しています。

RWE Supply & Trading Japan株式会社の代表取締役社長であるフランク・クレプツィヒは、こう説明します。「当社は日本市場において、すでに電力・ガス会社や商社といった企業との間で良好な関係を築いています。特にLNG分野においては、過去数年間で700万トンを超える数量のLNGを日本向けに配船したほか、東京ガス株式会社との間で相互協力に関する協定を締結しています。私達は、日本のパートナーとの関係を拡大、強化し、さらには一般事業会社のお客様向けにも革新的なソリューションのサービスを提供したいと考えています。また、電力小売事業者、小規模発電事業者、再生可能エネルギー業者の方々向けにもリスク管理手法をご提案していく予定です。私達は、電力・ガス会社をはじめとする全ての市場参加者の皆様にとって、存在感のあるアクティブなトレーディング・パートナーとなることを目指します。」 

RWE Supply & Trading Japan株式会社は RWEグループとして、2番目に開設した日本法人です。2019年秋にRWE Renewablesが、日本での洋上風力産業の拡大を牽引するため、先に東京にオフィスを開設しました。両社は双方の機能を補完し協力しながら、日本でのRWEの存在を高めていく所存です。

そのため、RWE Renewables Japan合同会社の日本代表 兼 社長の加藤伸一が新会社の代表取締役も兼務します。

RWE Supply & Tradingは世界のエネルギー市場とRWEグループのインターフェースです。40か国、約1,600人の従業員が、電力、ガス、コモディティ、およびCO2排出権を取引しています。洗練された市場分析とお客様重視のアプローチのもとに、一般事業会社向けリスク管理の考え方や革新的なエネルギー供給ソリューションを提供してします。また、RWEグループが保有する発電所の稼動最適化を実行するほか、天然ガスの貯蔵、再生可能エネルギーの販売などを行っています。

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