- RWEは、イングランド北東部沿岸から110km離れたドッガーバンクで、隣接する2つの洋上風力発電サイト(合計容量3,000メガワット)の優先交渉権を獲得
- 当該サイトは、RWEが開発中のソフィア洋上ウィンドファームに近接
2021年2月8日、エッセン
RWE Renewables アンヤ=イザベル・ドッツェンラートCEO
洋上風力発電で世界最大手の一角であるRWEは、英国クラウン・エステートによる洋上風力開発用地の第4回入札で、隣接する2つの洋上風力発電サイト(合計容量3,000メガワット)の優先交渉権を獲得しました。当社が海底のリース権を取得するために落札した平均価格はメガワットあたり年82,552ポンドで、応札者のなかで最も低い価格でした。今回落札したサイトは、イングランド北東部沿岸から110km離れたドッガーバンクと呼ばれる北海中央部の浅瀬に位置しています。近くには、当社が現在開発中のソフィア洋上風力プロジェクトのサイトがあります。
RWE Renewablesのスヴェン・ウーターメーレンCOO(グローバル洋上風力)は次のように述べています。「今回落札したドッガーバンクのサイトは、当社が現在開発しているソフィア洋上ウィンドファームに近接しており、将来運営上の相乗効果が期待できることから、当社の英国における洋上風力ポートフォリオにとって最適な場所です。今後は早急に開発作業に着手し、同意取得に向けた準備を進めていきたいと考えています。クラウン・エステートをはじめとする利害関係者の皆様と協力して、当社の英国における新しい洋上風力開発プロジェクトを推進してまいります。」
クラウン・エステートは当面、当該海底地域の海洋生物への潜在的な影響を評価するために生息環境規制アセスメント(HRA)を実施することになります。評価結果が良好であれば、RWEは2022年春にもクラウン・エステートとリース契約を締結することができます。これを受けて、英国政府の現行ガイドラインに従って必要な開発と同意取得活動を実施し、利害関係者との包括的協議を行います。その後はCfD(差額決済方式)の入札、最終投資決定、建設という流れになります。系統連系の状況次第では、2020年代終盤の商業運転開始が視野に入ります。
RWEは再生可能エネルギーポートフォリオを拡大し、2040年までにカーボンニュートラルを達成することを目指しており、この目標に向けて英国は重要な役割を果たしています。当社は現在、リンカンシャー沖に857メガワットの洋上風力発電所「トライトン・ノール」(保有比率ベースのRWE容量:506メガワット)を建設中で、2022年の第1四半期に本格的な試運転を開始する予定です。RWEはまた、ドッガーバンクで1.4ギガワットのソフィア洋上風力プロジェクトを開発中です。これにより、現在9つの洋上ウィンドファームから成る当社の英国におけるポートフォリオをさらに拡大します。加えて、洋上風力発電所4拠点を拡張すべく、2020年に、パートナー企業とともにクラウン・エステートとリース契約を締結しました。