- RWEの陸上風力発電所を通じ、2025年までに消費電力の100%を再生可能エネルギーで賄うというマイクロソフトの目標をサポート
- RWEはテキサス州でペイトン・クリーク(Payton Creek)II陸上風力発電所を着工し、レーン・シティ(Lane City)プロジェクトの建設を決定
- この2つの新しい陸上風力発電所により、テキサス州におけるRWEの設備容量は 約5ギガワットに拡大
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2024年5月23日、エッセン/オースティン
米国および世界有数の再生可能エネルギー企業であるRWEは、マイクロソフト・コーポレーションと2件の15年間の電力購入契約(PPA)を締結しました。 当該契約の下、マイクロソフトはテキサス州にある2つのRWE陸上風力発電所からクリーンな電力を購入します。
RWEのぺイトン・クリーク II陸上風力発電所についてはこのほど起工式が行われ、レーン・シティ・プロジェクトについてはRWEが正式に投資することを決定しました。2つの陸上風力発電プロジェクトの合計発電容量は446メガワット(MW)となる予定です。
アンドリュー・フラナガン、RWEクリーン・エナジーCEO:「RWEは、マイクロソフトと協力し、同社の持続可能性の目標を達成するために必要なクリーン電力を提供できることを嬉しく思います。クリーンなエネルギーの未来を実現するために、私たちは一丸となって取り組んでいます。グリーン・ビジネスの成長を通じ、 私たちは地域社会の持続可能な成長を支援しつつ、当社の再生可能エネルギー目標の達成に向け尽力しています。」
ペイトン・クリークIIとレーン・シティの陸上風力発電所の建設に向け、RWEは再生可能エネルギー業界をリードするヴェスタス(Ventas)社、マステック・リニューアブルズ(MasTec Renewables)社傘下のワンゼック・コンストラクション(Wanzek Construction)社、世界的な再生可能エネルギー・ソリューション企業であるRES社を結集しました。
RWEはべスタス・ノース・アメリカ製のV163 4.5MW風車を使用する予定で、ペイトン・クリークIIとレーン・シティ発電所の建設指揮はワンゼック社とRES社に依頼しました。
ペイトン・クリーク・ウィンド・コンプレックスの建設も現在進んでいます。243MWの同プロジェクトは、テキサス州ベイシティのおいて2020年3月から稼働中の当社ペイトン・クリークI風力発電所の近くに位置しています。レーン・シティ・プロジェクトの建設は今夏開始する予定で、発電容量は203MWとなります。
これらのプロジェクトは、卓越したクリーン・エネルギー企業としてRWEが主導的地位にあることを裏付けるものであり、テキサス州における当社の事業を拡大するものです。テキサス州はRWEにとって米国最大の市場であり、276万世帯の年間消費電力に相当する合計430万kWの設備容量を備えた33の再生可能エネルギープロジェクトが稼働中です。これらの2つのプロジェクトが完成すれば、テキサス州におけるRWEの再生可能エネルギー事業は480万kWまで拡大し、ERCOT(米国の独立系統運用者で、テキサス州の約90%の地域の系統運用を手掛ける)の再生エネルギー分野での地位 の強化につながります。また、RWEの米国における現在930万kWの風力、太陽光、蓄電池の再生エネルギー・ポートフォリオも拡大します。
RWEは、長期的な経済効果、雇用機会、地域の学校や警察、消防署、その他の重要なサービスを支える税収を確保するため、自然エネルギー施設を所有・運営する地域社会との連携に取り組んでいます。ペイトン・クリークIIとレーン・シティは、建設期間にそれぞれ250~300名、操業開始後は20名のフルタイム雇用の創出を見込んでいます。さらに、ペイトン・クリークIIはマタゴルダ郡に約3億ドル、レーン・シティはウォートン郡に3億ドルの地方税収をもたらします。