RWE Renewables

RWEのLECH Nowy Staw III陸上風力発電所が Kompania Piwowarska(アサヒグループ)の醸造所に電力供給を開始 

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  • 出力12MWの同風力発電所は系統連系済み 
  • 3か所の醸造所で使用する電力需要をすべてグリーン電力でカバー

エッセン、2023年3月13日

2021年現在、Kompania Piwowarska社が所有する3つの醸造所で使用する電力はすべて、RWEの陸上風力発電所が供給しています。この度新たに運転開始したLECH Nowy Staw III風力発電所はグダニスクの南東約50kmに位置する町Nowy Stawの近くに位置し、RWEが所有・運営しています。3基の風車で構成された同風力発電所の設備容量は合計12メガワット(MW)で、Kompania Piwowarska社のDojlidy Brewery、Lech Browary Wielkopolski、Tyskie Browary Książęceの各醸造所でビール醸造に必要な電力需要の54%を賄っています。残りの46%は、以前から稼働中のNowy Staw陸上風力発電所が供給しています。

LECHは、Kompania Piwowarskaを代表するブランドの一つです。同ブランドは、環境に配慮した多様な取り組みを行っており、消費者の環境意識に訴えかけています。

Kompania PiwowarskaのCEO Igor Tikhonov 
「Kompania Piwowarskaの醸造所に風力由来の電力を導入したことにより、当社の活動が自然環境に与えるマイナスの影響は大幅に縮小しました。RWEとPPAを締結したおかげで、醸造所のCO2排出量を2019年比で66%削減しました。当社は「Better Future 2030」戦略のなかで、2020年代末までに醸造所全体でカーボンニュートラルを目指すなどの環境目標を掲げていますが、排出量をこのように削減できたことは目標達成に向けて大きな節目となりました。RWEとの協力はまた、当社の目的である「Creating meaningful connections(価値あるつながりの構築)」の実践でもあります。すなわち、共通する目標や価値観に基づくビジネスパートナーシップで、ビジネスだけでなく地球や地域社会にも貢献しているのです。」

ポーランドは、RWEが欧州で注力している再生可能エネルギー市場の一つです。RWEは、すでにポーランドで合計で470メガワットを上回る規模の陸上風力発電所を運営しています。現在、Żninプロジェクト(48メガワット)を建設中です。同社はまた、ポーランドにおいて太陽光発電プロジェクトに投資することで再生可能エネルギーのポートフォリオを多様化しており、2022年には3ギガワットの太陽光発電パイプラインを獲得し、事業を強化しています。

RWE Renewables Poland プロジェクト責任者 Wojciech Borkowski
「当社はこの投資によりポーランドの産業界と企業がグリーン電力へとシフトするエネルギー転換を支援しています。当社のLECH Nowy Staw III風力発電所の運転開始は、プロジェクト当事者である両社の良好な協力関係を表すだけでなく、ポーランドの産業界において風力発電が力強く発展していることの裏付けでもあります。

Kompania Piwowarskaに高効率で最高のソリューションを提供させていただくことで、同国におけるエネルギー転換に寄与できることを嬉しく思っています。」

Kompania PiwowarskaとRWEは2019年にPPAを締結し、今年初めに完成した発電所は当該契約に基づき建設されました。新設した風力発電所から電力供給が始まったのは今年の2月です。

RWEのPPAソリューションの詳細についてはこちらをご覧ください:jp.rwe.com/ppa

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